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2012.9.28
おはようございます!
今日の事例は、
不慮の事故により寝たきりになってしまい、誰か信頼のおける人に
将来のことも含めて助けてもらいたいという場合です。
事故以来入院したまま寝たきりの状態で、
現在は家族や友人等がお世話をしてくれているし、
幸いにも判断能力に問題はなく会話もできるけれど、
将来のことを考えると不安で不安で・・(>_<)
という場合、何かとりうる手段はあるのでしょうか。
答えは任意後見制度です!
法定後見ではないんです!フェイントです(≧▽≦)!
法定後見は実際に判断能力が欠けた状態になってからしか
利用することができません。身体障害のみの場合には使えないのです。
一方、任意後見は判断能力がなくなる前から、
判断能力がなくなったときに備えて
自分の後見人になってほしい人と結ぶ契約です。
任意後見契約の効果自体は判断能力がなくなってから発生しますが
あらかじめ自分が選んだ人に後見人として将来面倒を見てもらえるという点で、
将来に不安を抱えていらっしゃる方には、非常に心強い制度です☆
また、判断能力はあるけど今からでも財産管理を代わりにやってもらいたいな
という場合は、任意後見契約と同時に財産管理契約(委任契約)をします。
そうすれば、判断能力があるうちでも身体的な問題で日常生活が難しいために、
財産管理をお任せすることができます!
泉司法書士事務所 立石和希子