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2012.10.9
おはようございます!
みなさん、3連休いかがでしたか?
今日からお仕事スタートですね!
お天気もいいし、張り切っていきましょう\(^o^)/
今週は、時効制度について。
みなさん、「時効」という言葉をお聞きになったことはございますか?
「時効」とは、一定の期間が経過すると、その一定期間継続している
事実のとおりの権利の取得、消滅を認める制度です。
たとえば、本当は「お金を返してくれ」という権利をもっているのに
10年以上「お金を返してくれ」と請求しなかった場合。
消滅時効により「お金を返してくれ」という権利はなくなってしまします。
何にも請求していないので、事実上権利がないような状態が継続している
わけですから、時効により、そのとおり権利の消滅を認めてしまうわけです。
なぜこのような制度があるのでしょうか。
① 事実状態が継続するとそれを正しいものと信頼し、
それに基づいて法律関係が形成されることは自然である
② 長い期間が経過することにより、真実の立証が困難になる
③ 自分の権利行使を怠っている者を保護する必要はない
という考えから時効制度があると考えられています。
継続する事実というのは、今までの(真の)法律関係を変えてしまうほど
重要視されるものなんですね!
明日、明後日は2種類の時効制度を詳しくみていこうと思います☆
泉司法書士事務所 立石和希子